■コレクション機能について |
・PhotoStageProは通常、特定のフォルダに対しての画像一覧表示を行いますが、コレクション機能を使うことにより複数のフォルダにある画像ファイルをあたかも一つのフォルダにあるように扱う事ができます。
コレクションに登録されるデータは複製コピーされる訳ではなくオリジナルデータを直接参照しますのでデータが2重化される事もありません。
アクション機能も通常のフォルダと同様に使用する事ができますが、ファイル操作系のアクション(コピー、移動、RAW現像等)を実行する際に相対パスを使用したアクション設定をしている場合、オリジナルデータのあるフォルダからの相対パスになる事に注意してください。
・コレクションの登録はファイルツリー上にあるタブの“コレクション”を選択し右クリックメニューから“新規コレクション作成”を選んでください。
次にコレクション名を決めるダイアログが出ますので任意のコレクション名を付けてください。
コレクションへの画像の追加方法ですが、Exif一覧などのリスト上から追加したい画像を選択し右クリックメニューを出し“画像コレクションに追加”から追加したいコレクションを選ぶ方法の他、コレクションリストに外部からドラッグ&ドロップで追加する事もできます。
同様にコレクションから外したい場合には除外したい画像を選び、右クリックメニューの中から“画像コレクションから外す”を選択すると除外する事が出来ます。 |
■アクション機能について |
・PhotoStageProは画像の選別を効率良く行う為に"アクション機能
"という好きなキーに好きな動作を割り当てる機能
があります。
キーボード英数キーとマウス拡張の3ボタンがそのアクションキーに対応していますのでキーボードのみ、またマウスのみのユーザーでも快適に画像の選別が行えるように配慮しました。※5ボタンマウスをご使用になるととても快適ですのでおススメです。
・メイン表示画面上で移動、削除系アクションを実行した場合に自動で次の画像に進むようになっておりますが、コピーアクションはデフォルトで次の画像に自動で進むようになってないので、同様の動作をコピーアクションでも実現したい場合は"アクション設定"のタブにある"コピーアクション後も次の画像へ移動する"にチェックを入れてください。
・"アクション設定"にあるアクション一覧リストのチェックボックスですが、チェックを外した項目のアクション機能が一時的に無効
にできます。
普段使わない削除系のアクションなどはキーの誤入力で実行されるのを防ぐためにチェックを外しておく事をお勧めします。
・アクションにコメントの項目がありますが、このコメントは初回のアクション実行確認のダイアログの時にアクションの内容と一緒に表示される様になっていますので多数のアクションを登録している場合には動作の用途などを入力しておくと間違いがないと思います。
・RAW+JPG同時記録を利用しているユーザーはアクション設定で“同名のJPGファイルに対しても同時にアクションを実行”に
チェックをする事によりRAWファイルに対して行ったアクションがJPGファイルにも適用されます。
・アクション設定画面で追加する場合、リストから既にあるアクション項目を選択して“追加”をする事で選択アクションの設定を引き継いだ状態で新規アクションが作られます。
同様のアクションを作成する場合に便利です。
・フォルダ指定系のアクション(コピー、移動、RAW現像など)で"フォルダパスを実行時に設定”にチェックを入れておくとアクション実行時にフォルダパスを入力、変更する事ができます。
|
■ 復帰(UNDO)アクションの動作について |
・多くのアクション機能には復帰(UNDO)アクションが利くようになっております。
ワンキー操作は便利な反面、誤って実行してしまう事もあると思いますのでまず復帰(UNDO)アクションを覚えておいてください。
・各アクションに対する復帰(UNDO)アクションの動作表
|
コピー (ファイルツリーにドラッグ&ドロップも含む) |
コピー先のファイルを削除します。 |
移動 (ファイルツリーにCtrl+ドラッグ&ドロップも含む) |
移動したファイルを元のフォルダに戻します。 |
ゴミ箱 |
ゴミ箱にいれたファイルを元のフォルダに戻します。 |
RAW現像 |
現像したファイルを削除します。 |
サムネイル保存 |
保存したサムネイルを削除します。 |
リネーム (ラベル編集によるリネームも含む) |
元の名前に戻します。 |
置換リネーム |
元の名前に戻します。 |
ロスレス回転 |
元の回転情報に戻します。 | | ※アプリケーション転送、削除は復帰(UNDO)できません。またゴミ箱アクションも"ゴミ箱を空にする"を実行した後は復帰できません。
※メディア分割機能のフォルダ振分け、ラベル編集によるリネームの処理なども復帰(UNDO)が有効です。
|
■ディスクキャッシュについて |
・ディスクキャッシュには次回表示を速くする機能の他にチェックボックス、各ファイルに施したアクション履歴(UNDOの情報等)が含まれます。
一度、PhotoStageProを終了しても、キャッシュに残っていれば復帰(UNDO)操作などは有効です。
・キャッシュサイズの上限を超えようとした場合は古いキャッシュデータから自動で削除
されます。
・"最新の情報に更新"を実行した場合はそのフォルダのキャッシュデータを破棄し新規に情報を取得し直します。
・"対象画像フォーマット"を変更し対象から外された画像ファイルの項目はキャッシュデータから削除されます。
|
■Exif一覧表示の項目の並び替え! |
・Exifi一覧リストの見出しはクリックすると昇順、降順にソートされますが、左右にドラッグすることで項目を並びかえる事ができます。
また境界をドラッグで幅も調整できますのでお好みに合わせて情報を見やすく表示することができます。
・"選択項目の情報をクリップボードにコピー"ではこの並びで情報が出力される様になっています。
|
■とにかく速く軽く動かしたい! |
・まずはお使いのPCのビデオカードのドライバとモニターの最新のドライバが正常にインストールされている事を確認してください。
※特にモニタードライバを入れて無い場合はお使いの製品のモニタードライバをインストールする事で速度が大きく改善される場合があります。
・PhotoStageProでパフォーマンスに大きく関わるのは表示設定の"高品位アンチエイリアス"の設定と"カラーマネジメント"の2つです。
高品位なアンチエイリアスとカラーマネジメントを必要としないならば処理をしない方が断然快適な動作を得られます。
・設定項目に(高速)と書いてあるところは、速度に影響を与えそうな項目ですので、とにかく速く動かしたい人はチェックしてみてください。
・カラーマネジメントを有効にする場合は。お使いのモニターのドライバ等がちゃんと設定されていないと思わぬパフォーマンス低下を招きます。
(カラーマネジメント設定でお使いのモニター名が正常に表示されているか確認してください。)
|
■メモリの少ない非力なノートPC等でもパフォーマンスを得る方法。
(旅先でのノートPCでの画像の選別など…) |
・PhotoStageProはメモリ監視機能により先読みバッファ量などは適切にコントロールされるため初期設定でも高いパフォーマンスを発揮しますが、さらなる過酷な状況で少しでも快適にするための方法を紹介します。
(※上記"とにかく速く軽く動かしたい!"を実行の上でのTipsです)
・サムネイルサイズを小さくする。PhotoStageProはフォルダ内のファイルを随時サムネイル化して表示しますがサムネイルのサイズが小さければその分メモリ消費を抑える事ができます。
また一つのフォルダに多くのファイルを置かないようにメディア分割機能等を使いフォルダ分けするのも非常に単純な方法ですが有効だと思います。
・パフォーマンス設定の"先読みレベル"を最低にしてみる。先読みを一切しないのでPhotoStageProでのメモリ使用量を最小に抑えます。
これは常駐を含む他のアプリケーションに最大限のメモリを提供することで結果パフォーマンスが向上することを期待するものです。
・極端にメモリの少ない環境(XPでメインメモリ256Mbyte程度)ではディスクキャッシュを0に設定してみる。
これはディスクキャッシュ機能を使わないようにする設定です。サムネイル読み込みは遅くなりますがキャッシュを使用しないために若干メモリ使用量が減るのとキャッシュ書き出しの処理も省かれるので総合的には軽くなる可能性があります。
但しチェックマークやアクション履歴などがキャッシュに保存されないため機能的に不便になりますので環境に応じて設定してください。
|
■画像スキップちょい技 |
・画像送りの方向キーを押しっぱなしで高速に画像送りをしますが、この時にシフトキーかCtrlキーを押しながら画像送りをすると縮小画像で描画するので超高速に画像を送る事ができます。ざっくりと目的の画像を探すときに使ってみてください。
|
■インデックス画像作成 |
・インデックス印刷にてプレビューしながら印刷する事ができますが、印刷せずに画像として保存する機能もあります。
※保存できるフォーマットはJPG,BMP,PNG,GIF,TIFFです。
|
■フォルダの中身について |
・解凍したフォルダには3つのファイルがあります。
PhotoStagePro--+--PhotoStagePro.exe(実行ファイル)
+--PhotoStagePro.chm(ヘルプファイル)
+--readme.txt(説明テキスト)
※PhotoStageProは使用していると下記のファイル、フォルダが作られる時があります
+--PhotoStagePro.cfg (設定を保存しているファイル)
+--BG__PhotoStagePro__.bmp (壁紙ファイル)
+--user\cache (キャッシュデータ保存フォルダ
※デフォルト設定時)
+--user\mail (mail添付用データ保存フォルダ
※デフォルト設定時)
+--user\collection (コレクション用データ保存フォルダ
※デフォルト設定時)
+--user\capture (動画フレームのキャプチャー画像の保存フォルダ ※デフォルト設定時)
|
■うまく動作しない (初期状態に戻したい) |
万一うまく動作しない場合はキャッシュデータ(デフォルトではuser\cache)を削除する
及び設定保存ファイル(photostagepro.cfg)を消した後、起動すことにより初期状態に戻す事ができます。 |